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2007年04月10日
狼と香辛料 1~4

内容(「BOOK」データベースより)
行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが―。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。
ファンタジー小説において神様と出会うのはさほど難しくないが(主人公属性のみ)旅の行商人が主人公になるのはけっこう珍しいなあ。しかもある意味経済手小説だし。……トルネコは冒険者なので除外
ファンタジーにおける日常描写というのは、たとえば、鎧がどーこーだの、現代地球にはないなんとかの薬だの酒だのを飲んだり食ったりする描写が普通だと思うんだが、そのなんとかの薬だの酒だのをやりとりして、町や村へ行商して差額でなんぼ儲けた
……なんてのはほんと目新しかったなあ。ホロというキャラの造形自体はわりとどっかで見たたぐいのものではあるが、廓言葉というのはなじみのない(なじみはあっても)古さを感じさせる言葉だから、古を生きた女神の言葉使いとしてもいい感じをだしている。
ロレンスとホロの仲が少しずつ接近している恋愛小説でもあるのでそっちほうめんを求めている人にも楽しめる小説だと思う。
5巻期待。
投稿者 1031 : 2007年04月10日 09:52