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2005年06月06日
僕らはどこにも開かない

鎖の音がする。
高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。
世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。
―がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。
その音から逃げ出したくて、俺は―。
電撃が贈る衝撃の問題作、登場。
読み進めていって、ああ懐かしいなと思った作品。nagoが昔、雑音領域というタイトルでこんなん書いてたなあとしみじみ思いながら読んでました。F&Cのアレからタイトルかりたんだったけ?>nago
正直な話、衝撃的という煽りが帯にあるけど、衝撃でもなんでもない。身も蓋もないことをいえば、ちょいと頭がアレな人達がでるだけの話。 でもこれ、小説としてはフツーにおもしろい。この作者はこれがデビュー作だそうだけど、それなりに実力はあると思う。次回作も読んでみたい。
ストーリーを説明しろといわれると、しんどいなあこの作品。どうやって説明したものか……。
主人公、柊耕太は、香月美紀に魔法耐性がないので、私が守ってあげると宣言される。そのことを友人である谷原雅人に相談すると、気をつけろとさとされ、雅人は「あー人がころしてえ」といつものセリフをつぶやく。
……だめだ。説明できねえorz このあと、とある事件がおき、柊耕太はその犯人捜しをすることになる。ミステリ要素はあるけど、それがメインではなく、むしろ登場人物達の『人間との距離感』を個別に書くことで、キャラ立ちを狙ったというか。ああ、もうホント説明しずらい作品だわ。
イラストはないけど、全然きにならん。むしろすがすがしいです。 以上まとめ(ジャーマンジャーマン!)
投稿者 1031 : 2005年06月06日 21:56